アンデス山脈は <チリ・海外旅行・生活>

南北約8500キロメートルにわたり切れ目なく連なる大山脈で、アコンカグア山(6960メートル)を最高に6000メートル級の氷雪を頂いた高峰を多数もつ。

互いに平行に走る数列の支脈からなり、その間に、アルティプラノ高原のような高い高原やエクアドルやチリの中央谷のような細長い盆地が多数横たわっている。

プレートテクトニクスの観点からは、アンデス山脈は南アメリカプレートの下へ西側の太平洋のプレート群(ナスカプレート、南極プレート)が潜り込んでいく沈み込み帯にあたり、山脈に沿った太平洋底には、両プレートの境界をなすペルー・チリ海溝が走っている。

このような変動帯にあたるアンデス地域は、1960年のチリ地震、70年のペルー地震、85年のルイス火山の噴火などに代表される火山・地震災害の頻発地帯である。

南緯35度以南の南部アンデスは氷雪に覆われた部分が多く、人口希薄地帯であるが、熱帯、亜熱帯に位置する北部・中部アンデスでは、年中温暖ないし冷涼な熱帯高山気候をもつ標高1000~3000メートルの山地に広く耕地や牧場が開かれ、多くの都市や村落が分布している。

アンデス山脈西麓(せいろく)の太平洋海岸地帯の気候は、北から南へ、コロンビア西岸の高温で非常に多雨な熱帯雨林気候、ペルーからチリ北部の著しく雨の少ない砂漠気候、チリ中部の地中海性気候、チリ南部の冷涼多雨な西岸海洋性気候と、緯度とともに変化する。
update:2009年08月22日